モバイルルーターとスマホでは格安SIMの速度が変わるのか問題

格安SIMの速度測定のために、SIMカードが2枚入れることができるAterm MR04LNを利用していますが、ふと疑問が浮かびました。

スマホに直接SIMを挿して使うのと、ルーターで使うのとでは明確に速度の違いがあるのか

気になる！ということで実際に確かめてみました。

これからモバイルルーターで格安SIMを使おうと考えている人に少しでもヒントになれば幸いです。

モバイルルーターと使用したSIMの紹介

今回、測定で使用したのは冒頭にも書いたとおり、NECのAterm MR04LNです。

デュアルSIMが特徴のモバイルルーターで、私はドコモで使える格安SIMの速度測定に使っています。→ 格安SIMの通信速度比較【2016年3月8日測定】

ただし、今回の調査で使うのは「mineo（Aプラン）」です。

MR04LNはドコモ回線がメインで使われることが多いのですが、仕様上はauの回線も使えちゃうんですね。

手元にあるスマホがauの端末のみなので、mineoを使って速度測定を行います。

スマホはいつもUQ モバイルとmineoの速度比較で使用しているiPhone5です。SIMを挿すのも、ルーターとWi-Fi接続するのも同一端末となります。

今回の測定は以下の3パターンです。

MR04LNは5GHzも使うことができるため、周波数帯でも速度に違いが出るのかを検証します。

測定時刻は2016年3月16日の14時半頃。特に混んでいる時間帯ではないので比較的速度が出るのではないかと予想しています。ただ、SIMの差し替えや周波数帯の切り替えに少々時間がかかるので全くの同一時刻ではないことはご了承ください。

見出しで結果言っちゃってますけど・・・

せっかくスクリーンショットを撮ったので画面を閉じずにもう少しお付き合いください。

iPhoneにSIMを挿しても、モバイルルーターに挿しても下り25Mbps以上の速度は出ているので快適に通信できることは間違いないです。

ただ、MR04LNを使ってWi-Fi通信した時の方が全体的に速い結果になりました。iPhone5（iOS9.2.1）はmineoの推奨端末ではないと言われてしまえばそれまでなので、もう少し調査が必要かもしれません。

MR04LNで使える周波数帯の違いによる速度については、下りはどっこいどっこいな結果になりましたが上りは5GHzの方が1Mbpsほど速いという結果に。

上りの速度は動画や画像をアップロードするときくらいしか関係がないので、今回の環境ではぶっちゃけ2.4GHzでも5GHzでも快適でした。

実は、当初の予定だと

ルーターを使うよりスマホ単体の方が高速なので、格安SIMを使うならスマホのほうがいいですよ！

という流れのはずでした。

しかしモバイルルーターの方が速いという企画倒れ的な感じになってしまいました。
なので近々ドコモの格安SIMが使える端末を調達して再検証しようと企んでいます。

格安SIMをモバイルルーターで使うなら結構気をつけないといけないことがあるので、よほど事情がない限りは格安SIMはスマホで使うほうがいいですよ、と伝えたかったのです・・・。

この件については別記事で詳しく書きますね〜。

なんだかぼんやりした記事になってしまったのですが、引き続き覗いてやってください！