OCNモバイルONEと言えばNTTコミュニケーションズが運営しており格安SIMの中で唯一、NTTブランドで安心感が評判のMVNOです。その証拠にMMD研究所が発表している「2016年3月格安SIMサービスの利用動向調査」によるとなんとメインで利用している格安SIMの中でOCNモバイルONEが一番利用率が高かったとのこと!

最近では有名タレントを起用したテレビCMでも見かけることが多く、ますますシェアを伸ばしているOCNモバイルONE。

ですが、ちょっと調べてみるとこれといったメリットが見当たらず他の格安SIMの方が魅力的なサービスが展開されていたりと本当にOCNモバイルONEっていいのかという疑問の声も見かけられます。

そこで、実際にOCNモバイルONEを契約している私が速度面・サービス面などからおすすめ出来る人をズバリお応えします!

OCNモバイルONEはこんな人におすすめ

  • スマホを使うのは通勤時間がメイン
  • 1ヶ月ごとの制限より1日単位がいい
  • 日によって使う容量がまちまち
  • 格安SIMとは言えやはり大手で安心できるところがいい
プラン データ容量
おすすめ!
110MB/日
170MB/日 3GB/月 5GB/月 500kbps
(15GB/月)
データ通信のみ 900円 1,380円 1,100円 1,450円 1,800円
データ通信+SMS 1,020円 1,500円 1,220円 1,570円 1,920円
データ通信+050plus 1,050円 1,530円 1,250円 1,600円 1,950円
データ通信+音声通話 1,600円 2,080円 1,800円 2,150円 2,500円

OCNモバイルONEにするなら110MB/日のコースが一番おすすめ

ほとんどの格安SIMは月ごとにデータ容量が決まっているのですがOCNモバイルONEは1日ごとにデータ容量の上限が設定されているプランが用意されていて、これがめっちゃおすすめなんです!

普通なら月の中頃でデータ容量を使いきってしまった場合、残りの期間はずっと低速のままになりますよね。でもOCNモバイルONEなら毎日0時にデータ容量がクリアされるので万が一、速度制限に引っかかっても0時までガマンすれば速度が回復するんです。

しかも、毎日110MB使ったとすると1ヶ月で3.3GBも使うことができるため他の格安SIMよりも月間データ容量としては多いのもポイント。(1ヶ月30日とした場合)

1日110MBって、少ないじゃん・・・と思われるかも知れませんが1ヶ月計算してみると割りとそうでもないと思いません?

しかも、余ったデータ容量は1日単位で繰り越せる

データ容量の消費って一定ではなく、足らなくなったり逆に余ったりしますよね。他の格安SIMでも定番の「データ容量繰り越し」がOCNモバイルONEでも使えるんです。

嬉しいことに前日の余った分が翌日まで繰り越せるので、例えば前の日に50MB余ったら翌日は160MBも使えることに!

1日ごとに繰り越せるので、データ量の消費が多い予定が入っていれば前日のデータ量を抑えておけば、めいいっぱい通信が可能といった使い方ができるんです。

OCNモバイルONEをうまく使いこなすコツ

家ではWi-Fi必須

格安SIMに限らず、スマホをお持ちの方は家でWi-Fiに繋ぐことが当たり前になっていると思うのですが、OCNモバイルONEなら特に忘れないようにしましょう。

というのも、110MB/日プランを契約して実感したのですが、1日経ったら容量がクリアされるから別にWi-Fiに繋がなくてもいいや〜、と思っちゃうんですね。

その結果、データ上限まで使い果たさなくとも、無駄なデータ容量を消費してしまっていざ繰り越しが必要なときに全く残量がなかったりするんです。

そうならないためにも、Wi-Fiが使えるエリアではそちらに繋いでおくことをおすすめします。

ターボ機能をフル活用する

OCNモバイルONEでは高速通信/低速通信を切り替えることが出来る「ターボ機能」があります。

ターボ機能をオフにすると高速通信ではなく低速になってしまうのですが、この間はデータ容量が消費されないんですね。

SNSやスマホに最適化されたサイトの閲覧などはそれほど高速通信はいらないため無駄なデータ容量を消費しないようにターボ機能をうまく使いましょう。

ターボ機能はOCNモバイルONEアプリから簡単に切り替えができるためフル活用をおすすめします。

バースト転送機能で低速時も超快適

OCNモバイルONEにはバースト転送機能、というより快適に通信できる機能が備わっています。

バースト転送機能とは、ターボ機能をOFFにしているときや速度制限にかかっているときなど、つまり下り200kbpsの低速通信時にも快適に利用できるようになる仕組みです。

どういうことかというと、読み込み時の一瞬だけ高速通信で情報を読み込むことができるというもの。

ocnmobileone-burst

※OCNモバイルONE公式サイトより

低速の下り200kbpsだと、SNSを表示したときにテキストは表示されても画像が表示されずイライラしたことありませんか?

バースト転送機能なら最初の読み込み時に高速通信で画像を落とせるため低速モードだということが忘れるくらい快適になります。

設定や追加の申込みは不要で自動で適用されるので積極的にターボ機能を使っていきたいですね。

OCNモバイルONEでは専用のセット端末がある

格安SIMを使うには「今持っているスマホをそのままMNPで利用する」「中古で白ロムを買う」「SIMフリースマホを買う」「セットで販売されている端末を買う」という選択肢になりますよね。

セットで販売されているスマホはそのMVNOによってラインナップが異なりますが、だいたい同じようなSIMフリースマホが並んでいると思います。

もちろん、OCNモバイルONEにもスマホセットが用意されており、SIMフリースマホで人気のZenFoneシリーズやHUAWEI P9 lete、arrows M03など多くの機種を選ぶことが出来ます。

その中で、他社にはない端末としてはポータルサイトで人気のgooとのコラボ端末がなかなかいい感じなんです。

最新機種のG05はCPUがオクタコア1.5GHz、ROM32GB、RAM3GB(!)、カメラがイン/アウトともに1,300万画素でデュアルSIM対応、指紋認証付きと、キャリアのスマホ並のスペック!

このスペックでキャリアから発売されるとかなり高くなるのではないでしょうか

でも、そこはSIMフリースマホ。お値段なんと39,800円(税別)!

TVショッピング的になってしまいましたが、SIMフリースマホの中ではハイランクの部類ですが、これにはOCNモバイルONEのSIMパッケージが含まれる価格となります。

SIMフリースマホなので端末だけショッピングサイトから購入できますが割高になってしまいます。

もしOCNモバイルONEでセット端末をお探しならスペック高めのgooスマホとOCNモバイルONEがおすすめです!

OCNモバイルONEのデメリット

速度がそこまで速くない

サービス内容も他者と引けをとらず、ブランド名でかなり有利なOCNモバイルONEですが、やはりデメリットがあります。

それは速度が遅いことです。

格安SIMでは本家のドコモやauよりは通信速度が遅く、平日昼間となるとネットを開くのも一苦労なほど低速になるのはもはや周知の事実。格安SIMの宿命でもあります。

それでも、通信が混雑していない時間帯は下り10Mbpsを超える格安SIMも多い中OCNモバイルONEはそんなに出ないんですね。残念ながら。

平日の昼間、どれくらい遅いかといえば・・・下りで0.3Mbpsと、1Mbpsを超えることはありません。もちろん、通信速度は測るたびに変化しますし、使用しているエリアによっても変わってきます。

私は大阪市内で計測していますが、12時〜13時までは体感でも遅いとわかるくらいです。

検索するのもやっとのこと、Twitterはテキストだけは表示されるけど画像は見れない、という感じです。

とはいえ、平日昼間以外はYoutubeのHDを止まらずに見れるくらい(下り3Mbps)は出ているので全然使えるのですが、高速通信ができるかと言われると胸を張って答えられないのが痛いところですね。

110MB/日プラン以外は高い

OCNモバイルONEでは110MB/日のプラン以外にもデータ容量によって様々なプランがありますがほかと比べて高いんですね。

例えば、格安SIMでスタンダードな通話付きで月間3GBのプランで比較してみましょう。

【通話+データ容量3GBプラン】

  • OCNモバイルONE:1,800円
  • マイネオ:1,600円
  • DMM mobile:1,500円

同じTV CMをしているマイネオの方が200円安く、格安SIMで最安値プランを持つDMM mobileとは300円も差があるんですね。

単なる月間データ容量のプランを選ぼうとするとOCNモバイルONEよりもオトクな格安SIMはいっぱいあるということになります。

平日は仕事でスマホをあまり触れないビジネスマンにこそオススメ

いつでも安定して通信ができる格安SIMを探している人にとってはOCNモバイルONEはあまりおすすめできません。速度を求めるなら、楽天モバイルやDTI SIM。安さを求めるならDMM mobileかFREETELあたりでしょうか

でも、家ではWiFiに繋いでるし、平日にスマホを使うといったら行き帰りの通勤時間だけ。それより毎月のスマホ代を抑えたい。
あわよくばその分お小遣いが増えたらいいな

といった方にOCNモバイルONEはとってもおすすめです。

また、格安SIMにしたいけど、どこの会社かわからないところとは契約するのはイヤだ、といった不安な方にもNTTコミュニケーションズが運営している安心感は魅力のひとつですね。

ぜひ一度公式サイトもチェックしてみてください。

おすすめの格安SIMピックアップ

  1. auで格安SIMなら【UQモバイル】

    全格安SIMの中でもトップクラスの速度を誇るUQ mobile。料金プランやサービス内容がmineoと比べて弱いですが、今までと変わらず快適に使うことに重点を置くなら間違いなくUQモバイルです。

  2. SNSをどれだけ使ってもデータ量が無料!【LINEモバイル】

    対象のSNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagram)はどれだけ使ってもデータ消費0!コミュニケーションフリープランだと普段のコミュニケーションだけでなく動画をどれだけ使っても通信量がカウントされないため、SNSをメインで使うならLINEモバイルがおすすめです。さらに、年齢認証やSMS認証のスキップ、データプレゼントなどLINEモバイル限定のサービスも充実しています。

  3. 独自サービスが大人気な【mineo】

    mineoは豊富なサービスと活発なコミュニティが特徴の格安SIMです。家族割や複数回線割もあるため夫婦や家族でmineoにするのもアリ、古い端末を格安SIMを差してお子様の初めてのスマホにするのもアリと通信費の節約にもってこいの格安SIMです。

  4. トータルバランス抜群の【楽天モバイル】

    楽天モバイルは格安SIMでもトップクラスの通信速度を誇り、料金・サービス・速度のすべての面においておすすめです。格安SIMで初の通話5分かけ放題のサービスが開始されるなど通話に強い格安SIMでもあります。もちろん、楽天ポイントも貯まるのでさらにオトクです。