auが使える格安SIMといえば、UQ mobileとmineoが代表的でしたが実は「BBIQ(ビビック)スマホ」もauの端末が使えるんです。

BBIQ(ビビック)って?

BBIQ(ビビック)は九州通信ネットワーク株式会社(QTNet)が提供する光インターネットのサービスです。QTNetは九州電力グループで、個人向けに提供しているサービスとしては光インターネット、光電話、光テレビといったものがあります。

関西電力グループのケイ・オプティコムが提供するmineo、四国電力グループのSTNetが提供するFiimoと同じような位置づけになります。

電力会社系はauでの格安SIMを提供し始めているようですね。

BBIQスマホの料金プラン

BBIQスマホはauが使えるSIM aとドコモが使えるSIM dの2種類があり、それぞれ料金が異なります。

SIM a データ通信(SMS付) 音声通話+データ通信
3GB 900円 1,510円
5GB 1,580円 2,190円

※容量追加:150円/100MB

SIM d データ通信 データ通信(SMS付) 音声通話+データ通信
3GB 900円 1.040円 1,600円
5GB 1,520円 1,660円 2,220円
10GB 2,560円 2,700円 3,260円

※容量追加:200円/100MB

Fiimoはau・ドコモともに同じデータ容量や料金なのに対し、BBIQスマホはそれぞれで違うプランになっています。

auの方がドコモより安いのはmineoと同じですね。あと、SIM aにはデータ通信だけのプランが無いのは、そもそもUQ mobileもmineoもデータ通信には無料でSMSが付いてくるためそれと同様です。

料金プランが多いとは言えませんが、需要が一番多い範囲をカバーしているためそれほど、問題ないでしょう。

SIM aとSIM dでサービス内容も違う

実はSIM aとSIM bでは料金プランだけではなく無料で使えるサービス内容についても違いがあります。

SIM dでは月間の通信残量のチェックや高速通信のON/OFFの切り替え、通信料の追加ができるBBIQスマホSIM dアプリが提供されていますが、SIM aにはそのような便利なアプリはありません。

例えば、SIM aで容量の追加を行おうとするとBBIQスマホお問合せ窓口に電話しないといけないんです。これはめんどくさい・・・。

このようなサービスは後で追加されることが多いためSIM aにてアプリの提供がないとは限りません。

なお、アドレス帳移行サービスやスマホ安心サポート、スマホファミリーサポート、端末補償サービスなどはSIM a、SIM dともに提供されているので必要であれば加入しておくのがよいでしょう。特に、スマホと同時に購入された場合は端末補償サービスに入っておくのがおすすめです。

Fiimoとの違い

さて、BBIQスマホのプランはFiimoとそっくりですよね。

どちらのほうがお得なのかというと、au・ドコモのどちらをとってもBBIQスマホの方が安いです。

例えば5GBの音声通話付きの場合、Fiimoだと2,300円なのに対し、BBIQスマホのSIM aが2,190円、SIM dが2,220円とかなり安くなっています。

料金面だけで比較すると断然BBIQスマホですね。

ただし、Fiimoにはauにも10GBプランがあったり、パケットシェアがあるなどBBIQスマホにはないオプションがありますのでサービスの充実さを求めるのであればFiimoがおすすめです。

ただし、それぞれの会社のサービスを使っている場合は支払いが一括でできるなどの+αがありますのでそのあたりの連携も注目したいところです。

まとめ

とはいえ、格安SIMとして比較した場合やはりBBIQスマホやFiimoよりもmineoの方がサービス面、料金面などにおいて優れているといえるでしょう。

現在、BBIQのサービスを利用していない場合はわざわざBBIQスマホを選択するというメリットはあまりないのが現状です。

ただ、auが使える数少ない格安SIMではありますので、今後も注目すべきMVNOであることは間違いないでしょう。

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