格安SIMの中で業界最安値の価格帯とプランの多さで評判が高い『DMMモバイル』。
値段が注目されがちなのですが、MMD研究所が調査した「格安SIM通信速度調査2015年9月」では通信速度業界最速クラスであることも発表されており、通信費を節約したい価格重視の方から、安定した速度を求める方、自分にぴったりな通信容量を探している方まで幅広いニーズに答えてくれるのがDMMモバイルです。
目次
DMMモバイルの評判が良いのは業界最安値だけじゃない!
DMMモバイルは格安SIM業界の中でもずっと最安値クラスでとにかく安い印象が強いのですが、実はそれだけではないんです。
まず、選べるプランが多いということ。用意されているプランは下記の通りです。
プラン | データ容量 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライト | 1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 7GB | 8GB | 10GB | 15GB | 20GB | |
データ通信のみ | 440円 | 480円 | 770円 | 850円 | 1,210円 | 1,860円 | 1,980円 | 2,190円 | 3,600円 | 4,980円 |
データ通信+音声通話 | 1,140円 | 1,260円 | 1,380円 | 1,500円 | 1,910円 | 2,560円 | 2,680円 | 2,890円 | 4,300円 | 5,980円 |
他社でもお馴染みの1GB、3GB、5GBといったプランはもちろん、7GBや8GBといった小刻みに選べるだけでなく、10GB、20GBというように大容量なものまで揃っています。
このラインナップの豊富さが通話やSNSがメインでそこまでデータ容量がいらないライトユーザーの方から、ゲーム・漫画・動画などガッツリ使いたいヘビーユーザーの方まで、多くのユーザーから支持されているんですね。
プラン変更も24日までに申し込めば翌月1日から変更ができるのでかなり柔軟に対応しています。1ヶ月毎でプラン変更をしようと思えばできてしまうんです。
他にも、データ量を分け合えるシェアコースもあるためファミリーにもお得な格安SIMとなっています!家族揃ってDMMモバイルにすれば、一気にスマホ代が安くなりますね。
シェアコース | データ容量 | |||
---|---|---|---|---|
8GB | 10GB | 15GB | 20GB | |
データSIMのみ(最大3枚) | 1,980円 | 2,190円 | 3,600円 | 4,980円 |
通話SIM1枚+データSIM(最大2枚) | 2,680円 | 2,890円 | 4,300円 | 5,980円 |
通話SIM2枚+データSIM最大1枚 | 3,380円 | 3,590円 | 5,000円 | 6,680円 |
通話SIM3枚 | 4,080円 | 4,290円 | 5,700円 | 7,380円 |
もう一つは通話料が半額になるアプリ「DMMトーク」があること。格安SIMの弱点は通話料が高いとも言われていますが、DMMトークを使えば通常20円/30秒の通話料が10円/30秒と半額になるんですから、使わない手は無いですよね。
もちろん、インターネット回線を使うIP電話ではなく電話回線を使うものなので通話品質も問題なし。しかも、電話帳も自動で同期するためわざわざ1件ずつ登録する必要はありません。
このDMMトーク誰でも無料で使えるというから驚きです。
ちょこちょことした通話が積み重なって、結構な通話料が請求されることもあるので入れておいて損はないアプリです。
そして、最安値は意外なところにもありました。
なんとセット端末を買った時に付けることが出来る「端末交換オプション」が月350円と非常に安いんですね。
新規でセット端末を購入すればメーカーの標準保守は1年付いていますが、今のスマホは2年は使えます。と、いうか2年位でどこか不具合が起きるものが多いですよね。
ですがこの端末交換オプションを付けておけば、故意の故障でない限り対象端末のリフレッシュ品または同等品と交換してくれるんです。
こういったオプション料金が安いのもDMMモバイルの強みとなっています。
DMMモバイルの弱点
安さだけでなく、ユーザーに取って多くのメリットがあるDMMモバイルですが弱点がいくつか存在します。
先程も書いたとおり実店舗が無いことが挙げられます。ちょっと調べて自分でなんとか出来る人には全くデメリットではないのですが、機械に弱い人にちょっとハードルが高いですよね。
次に、端末のセット割引が無いということ。他社では定期的に端末とSIMカードをセットで買えば安くなるキャンペーンが行われるのですがDMMモバイルにはそれがありません。今使っている機種をそのままMNPで使うのなら問題ないのですが、新規で購入する予定がある場合にはちょっと引っかかってしまいます。
そして、セット割にも共通するのですがそもそもキャンペーン自体が少ないんです。他社は「新規契約者に限り半年間割引!」であったり「3ヶ月はデータ容量増量!」といった何かしらお得なキャンペーンを展開していますが、DMMモバイルにはありません。
格安SIMは基本的に実店舗が無いMVNOが多いのでそれほどのデメリットではありませんが、端末セット割やキャンペーンに関してはもう少し頑張って欲しいところです・・・。
他社とDMMモバイルとの比較
今や格安SIMを提供しているMVNOは200社以上もあると言われており、どこが良いのかわかりにくいですよね。
そこで、DMMモバイルとよく似た料金プラン、サービス内容を提供しているMVNOと比較してみました。
DMMモバイル | 楽天モバイル | IIJ mio | イオンモバイル | |
---|---|---|---|---|
料金プランの数 | 10種類 | 4種類 | 3種類 | 10種類 |
3GBの価格 | 850円 | 900円(3.1GB) | 900円 | 980円(4GB) |
通話半額アプリ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
端末保証 | 350円 | 500円 | 350円 | 380円 |
WiFiサービス | 9月末リリース予定 | 362円 | × | × |
独自ポイントの付与 | ◯ | ◯ | × | × |
各社で料金を比較しようとしたのですが全てに共通するプランがなかったため、格安SIMで基本とされている3GBのプランに近いところで比較しましたがわかりにくかったですかね…。
どこを取ってもあまり大差がないように見えますが、料金プランの多さと独自ポイントの付与があるのがDMMモバイルの強みだとも言えます。
また、スペック的にはどこも同じようなものならば、やはり最安値クラスのDMMはコスパの面において大きなアドバンテージがありますね。
DMMモバイルで使える対応端末は?
DMMモバイルはIIJの回線を借りているMVNOですので、ネットワークはドコモを使用しています。と、いうことはドコモのスマホであればそのまま使えることになります。
SIMフリースマホも、ZenFone GoなどのZenFoneシリーズやArrows M03、HUAWEI P9やMoto G4 Plusなどがセット販売されているためDMMモバイルで使うことができます。
iPhoneやiPadは使えるの?
動作確認端末一覧を見ると、下記のiPhone・iPadが使えるようです。
-
【DMMモバイルで使えるiPhone】
- iPhone 5 SIMフリー版
- iPhone 5c SIMフリー版/docomo版
- iPhone 5s SIMフリー版/docomo版
- iPhone 6 SIMフリー版/docomo版
- iPhone 6 Plus SIMフリー版/docomo版
- iPhone 6s SIMフリー版/docomo版
- iPhone 6s Plus SIMフリー版/docomo版
- iPhone SE SIMフリー版
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【DMMモバイルで使えるiPad】
- iPad mini SIMフリー版(△)
- iPad(第4世代) SIMフリー版(△)
- iPad mini 2 SIMフリー版/docomo版
- iPad Air 2 SIMフリー版
- iPad mini 3 SIMフリー版
- iPad Air SIMフリー版/docomo版
- iPad mini 4 SIMフリー版/docomo版
- iPad Pro SIMフリー版
iPhone5以降であれば、データ通信・音声通話ともに利用できるのですが、iPhone5、5s、5cに限っては「SMS機能付きSIMカードの利用で、アンテナピクトが表示される可能性が高い」とのことで電波状況の把握がしづらくなる可能性があります。
メインで使うとなると、アンテナピクトが不安定だと電波状況の把握が正しく出来ないため若干不便に感じることがあるかもしれません。
また、iPadの(△)は「※データ専用SIM(SMS機能無)は以下の点にご注意ください。(1)通信の確立に時間が掛かる場合があります。(2)LTEでの通信はできません。iPadではSMSをご利用できません。」という注意書きが書かれていますのでガッツリ使うには少し不安がありますね。
もしiPadで利用するのであればDMMモバイルをモバイルルーターで使ってWiFi接続するほうが、スマホやPCも繋ぐことができるのでおすすめです。
DMMモバイルを契約する前にチェックしておくべきポイント
安さや料金プランが多いDMMモバイルですが、契約する前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。解約にかかる費用や速度制限などについて記述していますので、申し込んだ後に後悔しないようしっかりと確認しておくことをオススメします。
MNP転入時の使えなくなる期間は、ほぼゼロ
キャリアからDMMモバイルにMNPする際には即日開通できるのですが、「回線切替」という作業をしないといけません。
この期間にいわゆる不通期間が発生してしまいます。公式サイトに書かれているのは下記の通りです。
・電話番号切り替えの申し込みをしてから電話番号が切り替わるまでは2時間程度かかります。
・データ通信が利用可能になるのは、さらに電話番号が切り替わってから最大1時間程度かかります。
あー、長くて2時間程度かー・・・と思った方は、間違いです!
電話番号自体は2時間程度ですが、データ通信が利用可能になるのは電話番号が切り替わってから最大1時間とありますよね。
ということは、データ通信が出来るまでは最大3時間ほどかかるということになりますのでご注意ください。
ただこのデータ通信が繋がらなくなるのはSIMカードを利用しての話なので、WiFi通信は可能です。ですのでLINEなどは無線LANを使えば使えるので、そういった意味ではネット接続に関しては不通期間はゼロということになります。
速度制限ナシ!
なんとDMMモバイルは高速通信時の速度制限がないんです!
ただし、「高速データ通信残量が0MBの時」「高速データ通信OFFの設定時」の状態で直近3日間の通信量が合計で366MBを超えると終日速度制限が掛かるようです。
ちなみに、制限解除の条件は当日を含まない直近3日間のデータ通信量が366MBを下回るまで続く場合があるとのこと。
通常の格安SIMの場合、高速通信時に直近3日のデータ量によって制限が掛かるのですがDMMモバイルはいわゆる下りの速度が最大200Kbpsの低速モード時の通信量で制限が掛かるというちょっと珍しいタイプです。
低速な状態で1日100MB以上使うのって結構大変ですし、制限がかかると200Kbpsよりも更に下回る30Kbps前後という速度まで落ち込むようで、ほぼ使えない状態みたいですね。
高速データ通信時でのデータ残量はDMM mobileツールというアプリで確認できるのですが、低速時のデータ使用量は見えないようですので他のアプリを使ってチェックしておくなど、注意が必要です。
解約手数料がかかる
DMMモバイルでは「データSIMの場合:利用開始日を含む月の月末日」「通話SIMの場合:利用開始日を含む月の翌月から12ヶ月後の月末日」という最低利用期間が設定されています。
その期間内に解約する場合、通話SIMのみ解約手数料として9,000円(税抜)が必要です。
通話SIMの場合、どの格安SIMを使っていても12ヶ月の最低利用期間が設定されていることが多いのですが、DMMモバイルでは通話SIMからデータSIMに変更するのにも解約手数料がかかるので気をつけておきましょう。
データ繰り越しはもちろんあり
DMMモバイルでも他の格安SIMでお馴染みのデータ繰り越しができます。
余ったデータ量は翌月に繰り越されますので無駄なく使えるのがいいですね。ちなみに消費するデータ量は繰越分から使われていくのでご安心を。
DMMポイントが還元されるので、忘れずに使いましょう!
DMMモバイルには毎月の利用金額の10%をDMMポイントとして還元するサービスがあるんです。
もらえたポイントは動画や電子書籍、ゲーム、DVD/CDレンタルに使えるのでお得に思えますが、有効期限は、発行日から1ヶ月間というデメリットが存在します。
毎月消費しないともったいないので忘れずに使いましょう!
例えば、月額データ通信のみのシングルコース3GBを契約していると月850円なので、DMMポイントが85ポイント付与されます。
なんだ、たったそれだけか・・・と思われるかもしれませんが、電子コミック1巻が540円前後ですのでポイントを使うと450円ほどで購入可能になるんです!
毎月コミックを買っていたり、DVD/CDのレンタルをしているという方にはかなりお得になるのでおすすめです。
まだまだ進化は止まらない!次々と嬉しいサービスがリリース予定のDMMモバイル
DMMモバイルは続々とユーザーにとって嬉しいサービスをリリースしており、今後もますます便利でお得になっていきます。
2016年8月22日現在でリリース予定のサービスは下記のとおりです。
【スマート留守電】
留守番電話が文字と音声で届く」留守番電話サービスをDMMオプションに追加予定となっています。従来の留守電機能だけではなく、留守番メッセージがテキスト化され、プッシュ通知が届きます。
電車などで通話しづらい場所で留守電の確認をしていると、なんだか気まずくなってしまいますがスマート留守電を使えばその名の通り、スマートに伝言を確認することができますね。
【DMM Wi-Fi by エコネクト】
他社では当たり前のサービスになってきている公衆無線LANサービスがDMMモバイルにも登場です!カフェや飲食店、街中で使えるWiFiサービスがついに利用可能になります。エリアはBBモバイルポイントとWi2に対応しているため非常に多くのスポットで使うことができそうですね。公衆無線LANをうまく使えばデータ容量の節約にもなりますので積極的に利用したいですね。
おすすめの格安SIMピックアップ
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auで格安SIMなら【UQモバイル】
全格安SIMの中でもトップクラスの速度を誇るUQ mobile。料金プランやサービス内容がmineoと比べて弱いですが、今までと変わらず快適に使うことに重点を置くなら間違いなくUQモバイルです。
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SNSをどれだけ使ってもデータ量が無料!【LINEモバイル】
対象のSNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagram)はどれだけ使ってもデータ消費0!コミュニケーションフリープランだと普段のコミュニケーションだけでなく動画をどれだけ使っても通信量がカウントされないため、SNSをメインで使うならLINEモバイルがおすすめです。さらに、年齢認証やSMS認証のスキップ、データプレゼントなどLINEモバイル限定のサービスも充実しています。
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独自サービスが大人気な【mineo】
mineoは豊富なサービスと活発なコミュニティが特徴の格安SIMです。家族割や複数回線割もあるため夫婦や家族でmineoにするのもアリ、古い端末を格安SIMを差してお子様の初めてのスマホにするのもアリと通信費の節約にもってこいの格安SIMです。
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トータルバランス抜群の【楽天モバイル】
楽天モバイルは格安SIMでもトップクラスの通信速度を誇り、料金・サービス・速度のすべての面においておすすめです。格安SIMで初の通話5分かけ放題のサービスが開始されるなど通話に強い格安SIMでもあります。もちろん、楽天ポイントも貯まるのでさらにオトクです。